韓国「韓国の教科書にはなく、日本の教科書にだけ”日韓慰安婦合意”？

★韓国「韓国の教科書にはなく、日本の教科書にだけ”日韓慰安婦合意”？

2017.3.24

〈花は散りません〉

この2015年に日韓両国の政府が結んだ'12.28、韓日慰安婦合意'が韓国の教科書には抜けたが、日本の来年高校社会科検定教科書には、大々的に記述された。

日本が24日に公開した高校社会科(歴史、政治経済など)の検定教科書検定結果によると、歴史教科書13種のうち4種(31%)、政治経済の教科書7種のうち3種(43%)が韓日慰安婦の合意内容を扱っている。

実教出版が発行した高校日本史Bの場合'韓国政府が設立した慰安婦支援のための財団に10億円支出'、'在韓日本大使館前の少女像問題の適切な解決に努力すると発言'、'合意内容は最終的および不可逆的に解決'、'韓国社会では合意で責任の認定が不明瞭であるなどの反発存在'と記述している。

清水書院の日本史B教科書も'慰安婦問題に関して日本は責任を認め、韓国が設立している財団に10億円を拠出することを表明した'と記述した。

清水書院政治経済の教科書は'慰安婦の合意が成立'したと記述しており、同じ出版社の日本史Bの教科書は'10億円拠出表明'、東京書籍の政治経済の教科書には'韓国政府が設立している財団に日本政府が資金拠出、慰安婦問題は最終的に不可逆的解決に合意'と指摘した。

大半の日本教科書が10億円の出金で、慰安婦問題が最終的で不可逆的に解決されたという風に記述しているわけだ。

韓国は、慰安婦の合意については全く言及していない。慰安婦合意の直前の2015年11月から執筆に入った国定歴史教科書が代表的だ。日本政府が初めて慰安婦を巡る責任を公式に認定。政府の評価にもかかわらず、政府が作った国定歴史教科書には合意内容が一文も込められていなかった。

国定教科書編纂を担当した国史編纂委員会の関係者は"執筆に入った時期と近接して合意が成立して国定教科書には、韓日慰安婦の合意内容を記述することができなかった"、"また、現政権(朴槿恵政府を美化することもあり、含まれなかった"と明らかにした後、"記述するかどうかについて執筆陣も大変苦慮した"と伝えた。

韓日慰安婦の合意が日本に全面的に有利であるため、日本教科書にだけ記述されたという指摘も出ている。

全国歴史教師の会の金泰宇(キム・テウ)会長は"イルボンウィク検定教科書が韓日慰安婦の合意を大々的に記述したのは安倍政権の右翼化傾向だから"とし、"慰安婦の合意は韓国国民の反対にも拙速に行われた"と話した。

金会長は"事情がこうだから、韓国政府は、日本の教科書歪曲に対し抗議すらできないのが現実"と批判した。